武道の基本姿勢

全ての動作における基本姿勢は「上虚下実」、丹田に重心を置くことと言われています。
ここでは、姿勢、正中線、丹田について説明します。

正中線

生物体を均等な両半に分ける中心線を「正中線」あるいは「中心線」と呼びます。
武術・武道、スポーツ、芸術各分野で「正中線」「中心線」「軸」「体軸」「センター」など様々な名称で呼ばれています。
防御において、この中心線が重要になるのは、眉間、鼻中、鼻頭と上唇の間、のど仏、金的などの急所が集まっているとともに、
この中心線がぶれると、体全体のエネルギーが分散してしまう為です。

姿勢

武道において第一に大切にする事は基本姿勢です。
構え・自然体等全ての基本動作は、正しい基本体が出来ていなければそれはできません。
武道においては無構えの構えという事が言われますが、これこそ基本体です。
不自然に作った構えは呼吸も不自然になります。
悪癖によってゆがめられたものは、この癖を取り除く訓練も必要になります。

丹田

丹田とはだいたい握りこぶし程度おへそから下がった所です。
丹田呼吸法は、息を吸い込み、下腹部に力をこめてからゆっくりと息を吐き出す呼吸法で、強い腹圧を伴った呼吸型といえます。
自律神経のアンバランスを防ぎ、生体内における各種ホルモン系を調整し、その調和を保ち、すぐれた内臓の強化法ともいえます。
全ての動作における基本姿勢は「上虚下実」、丹田に重心を置くことと言われています。
丹田を自分の中に設定して重心を下げることによって、この上虚下実のかたちがとれるのです。
これは空手においても突きや受けなど最も自然な構えがとれる状態でもあります。